珈琲を一言で言っても様々な国の珈琲豆があり、たくさんの紹介したいおすすめの豆があります。その中で2023年現在日本のカフェなどでも見かける機会が少しずつ増えてきているラオスコーヒー。ラオスコーヒーとは、東南アジアにあるラオス共和国で生産されたコーヒーのことです。この記事ではラオス入国で様々な体験をした私がおすすめするラオスコーヒーについて、歴史や特長、産地情報、ラオスコーヒーの美味しい飲み方のポイント、ラオスコーヒーの良さを紹介します。ラオスコーヒー豆について知りたい人はぜひチェックしてみてください。

ラオスコーヒーの歴史
1915年、ラオスでは植民地時代にコーヒー豆の生産を始めた小規模農園が多く、産業拡大による市場価格の下落に耐えられる経済的体力がありませんでした。
そこで2000年頃、小規模農園とフェアトレード契約を結びます。フェアトレード契約とは発展途上国で生産されたフェアトレードコーヒー商品を、継続して適正な価格で取引を行うことです。
フェアトレード契約により、ラオスのコーヒー豆を保護する動きが広まりつつあります。ラオスではカネフォラ種(ロブスタ)の生産量の方が多いですが、フェアトレードを推進する企業や組合により、アラビカ種や市場で価値の高いコーヒー豆の生産を目的とした指導や機械が導入されています。現在ではベトナムや中国などの隣国やヨーロッパや日本にもラオスのコーヒー豆が輸出されています。
ラオスとは
ラオスは東南アジアにある共和国です。18世紀から19世紀にかけて、他国の植民地でした。独立後も内乱が続き、アジア諸国の中では未だ発展途上国です。しかし飢えによる死者は少なく、貧窮しているわけではありません。ラオスは東南アジアの中でも最も開発が遅れている国です。ラオス生活は選択肢が少ないからこそ、あれこれ考えずに、今目の前にあるものを心から楽しむことができる。
ラオスの暮らし
ラオスグルメ
ラオス料理を代表するメニューはラープであり、刻み肉とハーブとライムジュースとスパイスから作られる。もう一つのラオスの主要産物はオーラムと呼ばれるスパイシーなハーブと肉を煮込んだ料理である
ラオスの物価
ラオスの物価は安く、屋台で麺類などを食べたら約150円(10,000キープ)前後です。また、現地のレストランでも360円ほどで、ミネラルウォーターも約26円と安く、旅行中の食事にかかるお金について頭を悩ます心配は無いと思います。さらに安い宿になると1泊約750円(50,000キープ)ほどで宿泊できるようです。
観光地のレストランなどでの食事は600円前後からで、高級レストランでは日本の普通のレストランの価格とあまり変わりがないようです。
治安
治安は思うほど悪くはないですが、地域によっては危険レベルが2になっている所もありますので、必ずチェックしておいたほうが良いでしょう。観光地や田舎以外では危険な地域に立ち入らない事をオススメします。昼夜を問わず不測の事態が発生する可能性があります。ラオス旅行の際には慎重に取り組んで、安全を確保した旅行プランを作成すると良いと思います。現地のラオスの人々は穏やかで凶悪犯罪はほとんど無いようですが、ひったくりや置き引きなどに基本的な注意が必要です。

主な生産地とその特性
ラオスのコーヒー豆の生産は、9割ほどが南部のボーラウェン高原で行われています。
ラオスコーヒー栽培の生産環境
ラオスのコーヒー豆の生産は、9割ほどが南部のボーラウェン高原で行われています。ラオス南部は赤道に近いため、温暖な地域です。標高も高く、雨季と乾季のあるモンスーン性気候が特長です。また数百年前に起きた火山噴火により、コーヒー豆の栽培に必要なミネラルを豊富に含んでいる火山灰性の土壌でもあります。これらの環境はコーヒーノキを栽培するのに適しています。
ラオス産コーヒー豆の生産地:ボーラウェン高原
95%のコーヒーはボーラウェン高原で栽培されています。 ラオスは高品質のコーヒー豆を誇る世界屈指の国でありラオス南部のボーラウェン高原は、コーヒー栽培に適した広大な地域です。 海抜1,200メートル前後の高地に位置し、年間の降雨量も豊富。この地域では古くからコーヒー栽培が盛んであり、専業農家も多く存在しています。最近では海外企業も進出し、その規模が拡大しています。

日本では珍しく、あまり知られていないラオスの魅力
ラオスコーヒーとは?
「ラオスコーヒー」は香り豊かで、マイルドな高品質なコーヒー。 程よい酸味と甘みがあり、すっきりとした味が特徴です。 中深煎りで中挽きにし、ハンドドリップで味わうのもおすすめ。 他にもフレンチプレスや水出しコーヒーなど、色々な飲み方があります。
ラオスコーヒーの味わいと特性
ラオスのコーヒーの味わいは、ほのかな酸味とやわらかい苦みとのどの奥で甘さがずっと続くのが特徴です。また飲んだあとの鼻から抜けるコーヒーの香りが心地よくずっとコーヒーを感じられるのも特徴的。コーヒーを飲んだ後水を飲むと甘さがさらに広がります。とても親しみやすい味となっており、コーヒーが苦手な方にも好まれております。記憶に残るコーヒーでまた飲みたいと思わせてくれます。
ラオスコーヒーの種類
ラオスでのコーヒー生産は75%がロブスタ種、25%がアラビカ種となっています。数十年前から取引価格が高いアラビカ種の生産が増えています。ロブスタ種の多くは、インスタントコーヒーや缶コーヒーの原料となったり、国内での消費に使われたりします。ロブスタ種、アラビア種の味の違いをまとめると以下になります。
ラオスのコーヒー農園と栽培方法
日中夜の寒暖差が大きく現在のラオスは、コーヒー豆の産地として知られていませんが、自然の豊かさを最大限に取り入れて、農薬、化学肥料等一切使用しない自然農法で丁寧に栽培しております。 ラオス産のコーヒーは、自然で素朴な味わいと、フルーティーで自然な香りが注目され、世界から評価を受ける日はそれほど遠くないと言われています。
ラオスコーヒーの風味
海外向けには主にアラビカ種が輸出されています。ラオスのアラビカ種は苦味が控えめで、ほのかな酸味と甘味のある爽やかで素朴な風味です。さっぱりとした飲み口で、苦味が強いコーヒーや酸っぱいコーヒーが苦手な人におすすめです。
アラビカ種とロブスタ種の違いと特性
アラビカ種
風味が豊か
スペシャルティコーヒーとしても流通
ストレートで飲まれることが多い
ロブスタ種
苦みが強くコクが浅い
缶コーヒーやインスタントコーヒーの原料となる

コーヒーチェリーの手作業収穫
コーヒー豆ができるまでの過程は、コーヒーチェリー(コーヒー生豆)を一粒一粒手摘みすることから始まります。コーヒーチェリーを一粒一粒見て、良いものだけを収穫します。朝から晩まで収穫作業をして収穫できるコーヒーチェリーは、1人当たり平均30kg。コーヒーチェリー10kgからとれる生豆は、2kg。焙煎すると、15~20%減って、最終的には1.6~1.7kgになり思っていた以上に重労働です。
独特な乾燥方法
精製方法とはコーヒーチェリーから種子を取り出して生豆を得るために、果皮や果肉などの被覆物を除去し、水分を除去する(=乾燥させる)工程を「精製」と呼び、「どの状態で乾燥されるか」で4つ精製方法に分類され、コーヒーの味わいにも違いが表れます。 果実のまま乾燥させる方法。 熟したベリー系の果実、ワインやウイスキーを思わせる芳醇な味わいです。
ハニー・ウォッシュド・ナチュラル
ラオスコーヒーを最大限楽しむ抽出法
ラオス流のコーヒーには、少し変わった飲み方があります。その飲み方とは、なんとたっぷりとコンデンスミルクを加えたコーヒーと一緒にジャスミンティーも飲むというもの。甘いコーヒーとあっさりとしたジャスミンティーのコラボが楽しめます。 「ラオスコーヒー」は香り豊かで、マイルドなコーヒー。程よい酸味と甘みがあり、すっきりとした味が特徴です。中深煎りで中挽きにし、ハンドドリップで味わうのもおすすめ。他にもフレンチプレスや水出しコーヒーなど、色々な飲み方があります。 日本では、まだ知名度の低い「ラオスコーヒー」ですが、日本でも購入できるので、抽出方法による味の違いを楽しんでみたいですね。

コーヒーのランク
スペシャルティコーヒー
人による官能検査で80点以上のコーヒーがこのスペシャルティコーヒーというランクになります。トレサビリティと言われる生産から皆さんの手元に届くまでの履歴やサスティナビリティという環境への配慮も求められるコーヒーです。専門店が扱うような高品質コーヒーでしょう。コーヒー好きなら一生に一度は飲んでみたいコーヒー豆です。
プレミアムコーヒー
生産国や等級、さらに細かく農園や生産者や品種等も絞り込むことが出来ます。また、官能検査(味覚検査)で75~80点未満のコーヒーです。自家焙煎店のコーヒー豆にはリッチなものになるでしょう。しかし、ぜひ使っていただきたいランクです。
コモディティコーヒー
コモディティコーヒーは、世界で一番普及しているランクのコーヒー豆のランクになります。スーパーや量販店で販売されている「200g:500円前後」のようなイメージです。しかし、このランクの幅は広く、さらに細かくランク分けが存在します。
ローグレードコーヒー
ローグレードコーヒーは、主に缶コーヒーやインスタントコーヒーの原料になります。「ロー」は「Low」の意味で「低い」という意味ではありますが決して不味いというわけではありません。この4つのランク全て合わせてコーヒーです。コーヒーに対する価値観は人それぞれであるためぜひ色々なものに挑戦してみることをおすすめします。
ラオスコーヒーティピカ種
ティピカ種は、フランス植民地時代にラオスにコーヒーが持ち込まれたときから伝統的に育てられてきました。優れた香味をもつと言われていますが、収量が低く病虫害(特にサビ病)に弱いという弱点があります。最近のトレンドである多収品種に切り替わること自体は自然な流れなかもしれませんが、ラオスは今まさに品質向上に取り組んでいこうとしている段階。研究のためにも品種の多様性が重要だと考え、現地には生産者協同組合が存在し、栽培から加工まで、すべて農家さん自身で管理します。栽培技術も勉強しあい、乾燥棚もすべて手作りで行われています。



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